軟式少年野球の当番はどんな仕事するのか、月何回のペースで回る?

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試合中の少年三塁走者がホームインをねらっている

最初の入団される方で、多くの保護者からの問い合わせ1位がこの「当番について」です。

書くとたくさんの仕事量ですが、

  • 慣れてくると簡単
  • 失敗しても大丈夫

このような内容をわかりやすく書きましたので、ご自分のチームの当番内容と比較してご参考になさってくださいね。

この記事では筆者が経験した学童野球の軟式チームの当番内容を簡単に書いています。
硬式チームのリトルリーグとは異なりますのでご注意ください。

目次

当番には、どんな仕事があるの?

練習中は、必ず見守ります。当日2、3人で行うことが多いです。1人というのもたまに聞くことはありますが、部員がそろっているチームならば当番1人では少し心細くたいへんです。

飲み物の準備

子供たちやコーチの水筒が空になったら補充します。夏は水筒だけでは足らなくなります。当番も飲んだりします。種類は、麦茶とポカリスエットなど。

氷の準備

暑い日に飲み物を冷やすため、スポーツドリンクサーバーに氷を入れます。冬は入れません。大切なのは、打撲や発熱、熱中症の対処といった救護のために氷は必須です。

ドリンクサーバーの準備

当番が準備します。チームのものがあるので次の当番が受け取ったら、自宅で洗って次回に持参します。
チームの倉庫にいれているところもあります。使う前に洗い場で洗っています。

救急箱の準備

チームの専用のものがあるので倉庫から出します。絆創膏や消毒液、包帯など切らさないようにチェックします。

ゴミ袋の準備

飲んだり、食べたり、夏はアイスも出たりしますので設置します。チームでゴミ袋を用意します。ゴミは当番が持って帰りますが、たまに他の保護者が車に乗せて持って帰ったりしてくれます。

保護者に連絡

子供の急な体調の変化やケガだったり、天候悪化による練習切り上げになれば、保護者のお迎えが必要になります。学校によっては、高学年のお迎えの義務はなしの場合もありますが、地域でお迎えは義務化されているところもあります。。親が仕事から帰宅していない場合は、連絡し合って一緒に連れて帰ります。

おしぼりやタオル

暑さ厳しい夏をむかえると、子供たちは真っ赤な顔をし始めます。はやめに氷水で冷やした濡れタオルなどで首にかけたり、暑さで具合が悪くなった子供の首や体にふんだんに使用します。休憩のたびに親たちは当番でなくても、おしぼりを自らしぼって肩にかけたりします。

意外と準備物は多くない印象です。ただ重いので、たいていは車や自転車で運びます。

イノアサ

細かい氷はビニールにいれると打撲時に冷却用としても利用します

氷に関して

保護者がお迎え時に集まったら、次回のときの氷の量を相談します。当番だけで準備できないときは、一斉メール・ラインで協力を呼びかけるとすごい量が集まりますので、臨機応変に対応します。

チームのために氷を各家庭で作っておくことを決まりにしているケースがあります。
自分のものとチームのものを準備する必要があります。

氷の種類や用意
・細かい氷…………冷凍庫でできた普段の氷を水筒に入れて用意する
・牛乳パック氷……牛乳パックを洗って水を入れ氷を作る。ドリンクサーバー用に利用
・足りないときや用意できないときコンビニなどで買う

クーラーボックスがあれば、たいへん重宝しますね。チームで保有していることも多いです。

ドリンクサーバーがチームにあるとき
冷やしたスポーツドリンクを流し入れ、”牛乳パック氷”もいれる

サーバーがない場合は、クーラーボックスを利用
冷やしたドリンクをクーラーボックスに収納し、”牛乳パック氷”で冷やす

いわゆる”お茶当番”がある場合
コーチにコーヒーを出すのであれば、熱湯をいれた水筒が必要になります。紙コップやミルク砂糖など入用になり、当番の準備物は増えます。こちらは大きくチームによって異なります。プラコップを使えば食器を洗うことも仕事内容に加わります。紙コップにすれば費用面でのデメリットとなります。

こういった理由で「指導者にコーヒーを」という仕事はなくしていく必要はありますね。子供のためにもなりません。

楽しみなコーヒーブレイク
当番さんは寒い冬などは温かい湯を持ってきて、各自飲みたいコーヒーやお茶のインスタントを持参して、談笑しながらおやつもちょっと食べたりしてゆったり休憩時間も確保しています。

当番はどのペースで回ってくるの?

当然チームの人数によります。以下は目安ですが、負担の少ない方法をチームで工夫していってもらいたいものです。

人数が少ないチーム

当番日の仕事量は減りますが、週1回から3回のペースでまわります。少ない人数とは野球ができるくらいの部員数を設定しています。

人数が多いチーム

仕事量は増えてきますが、月1回でまわってくるか、こないかのペースです。

イノアサ

毎年、当番内容を工夫されるところも多くなっています。

チームで知恵を出し合って、保護者の負担を軽減することは重要です。そのあたりが解決されなければ、チームそのものが機能しなくなります。

保護者の負担が軽いと認識されたチームは、おのずと人数も増えてきますので、チーム運営は効率よくまわっていきます。平日の練習があると当番やコーチができる人数が限られてきますから、いっそのこと土日だけの練習日に変更したり、平日練習日はトレーニングメニューだけにしたり、たくさんの工夫が必要になってきます。

当番をなくして「見守り」とするチーム運営もニュースでありましたが、この「見守り」の中身を知る必要があります。ぜひ入団するチームに、「当番」が「見守り」という言葉に変わっただけではないことを確認してみてください。

当番は母親以外もできる

入団するには、お当番できることが必須とチームでは考えられています。

子供を見守る保護者が少ないと他の保護者の負担が大きくなること考えられていたからです。

こども

お父さんも当番していいの?

もちろんです!おばあ様の当番もおられましたし、お母さんコーチもいます。

男性の仕事、女性の仕事だと決めつけることなく「当番」「コーチ」「配車」などできることに参加すれば、きっと歓迎されるでしょう。

イノアサ

事前にチームに相談されると安心です

当番もコーチも全部引き受けるご家庭もおられますが、あまり無理せずに最初は一つの仕事にだけで十分だと思います。学年が上がると、ご自分からコーチをやってみようと考える方も多いですから。

試合時の当番は、練習のときより負担は軽い!

試合中の一塁走者がスライディング成功したそばに一塁手がいる。スポーツドリンクや救急箱がある

3年生以下と4年生以上に分かれて、近辺の小学校チームとよく練習試合がよく行われたりします。

お当番はあるのですが、保護者のみなさんがたくさん観戦にくるために、当番の役割の負担は軽くなります。

大人たちがたくさんあつまる試合は、みんなで協力的に動いてくれるから安心

持ち物の量は増えますが、みなさんがとても動いてくれるので、相談しながら過ごせます。ケガなどあってもだれかが対処してくれるからです。

  • ケガしたときや体調不良の子供をみる
  • 飲み物や氷が足らなくなれば買い出しにいってくれる
  • 道具の紛失などにも対応しやすくなる
  • おじいさんやおばあさんも応援に来られので、ご家庭の様子がみられ、子供たちの性格も知ることができる

試合の日は大人たちが多く集まるので心強いです。子供たちの日常や道具のお買い得情報、身の回りのたくさんの情報も得ることが多く、親にとっても成長していける時間が楽しいものです。

まとめ

学校にグラウンドがあるおかげで、当番が思っていたよりは準備物が少ないと思われたのではないでしょうか。

時代も進んで、大人たちの知恵がどんどん積まれていきますので、効率よく運営できているチームが多いです。

チーム運営はさまざまです

  • 一回につき、2か3人くらいで組む
  • 多くて週1のペースの当番がやってくる、少なくて月1回
  • 麦茶やスポ氷は全過程ーツドリンクは当番予定の人が購入するがチームの支払いとなる
  • 氷は全家庭が絶えず作り置きしているものを持参する
  • お茶出しがある場合はコップの用意が必要→紙コップ対応が楽!
  • 試合の時も当番があるが、どうせ試合は観戦しにいくので、特に忙しいこともない
  • お父さん当番もいるし、祖父母の方も当番もできる

「当番か…」と緊張せずに子供の頑張っている充実した姿を見に行けるという気持ちで見守っていると、楽しいひとときを過ごせますよ。毎回準備さえすれば、あとは見ているだけです。時間は意外と早くすすんでいく感じです。

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