少年野球では、練習試合と公式戦があることは知っているけれど、行事に関してもどのようなものがあるのかと把握しておきたい方も多いと思います。一年の中で行事がどれほど行われるかを把握できないと家庭の事情もありますので、とまどうことも多くなります。
行事の種類や数は地域によって異なりますし、部員の数にも影響があるので決まりはありません。ここではおよそのチーム運営のなかで大半で行われる行事をあげていきます。これによって入団する際にも質問しやすかったり、また入団したご家族も事前にわかっていれば、予定も組みやすくなる手助けになることと思います。
ここでの記事は、これより行事数が少なかったり逆に多かったりしますが、だいたいの様子がわかるように書いていきます。
チーム内の行事
子供たちが大好きな行事です。チームを運営するものとしては、たくさんの行事をつくってあげたいところですが、チームの人数や予算によって少ない行事になったり、人数が多く潤沢に予算があればよりたくさんの行事を子供たちは体験することになるでしょう。
保護者も一緒に参加するものが多いです
- 合宿
-
およそ一泊くらいの旅行になります。保護者も参加します。遠征先で練習試合を行いますが、試合相手がいなければ練習や紅白戦などで楽しみます。夜にもプレゼントありの企画を用いたりして、子供たちも大盛り上がりで、ゲーム大会をしたりして遊びます。
- 新年会
-
地域によってはお餅つきをしたり、保護者でつくった雑煮などを食べて神社へお参りしたりといろいろ新年のお祝いなどを行ったりします。
- クリスマス会
-
チーム運営者の企画により、どこかへでかけたり、ボーリング場へ行ったりいろいろと楽しい会をします。子供たちはクリスマスプレゼントを企画されると大喜びしています。
- 卒団式
-
6年生の卒団式は、きちんと行われます。コーチも一緒に卒団することが多いので、みんなで感謝を伝えるのに良い機会となります。涙あり笑いありの会は、とても思い出深く心に残ります。
だいたい行われることが定着している行事がこれら4つになります。
地域性の行事
地域によって大きく異なるのが、以下にまとめています。なぜ違ってくるかといえば、地域には気候も異なり、二学期制と三学期制の小学校があるので、長期の休みの時期が変わります。
豪雪地域や有名なお祭りがある地域は行事の種類も数も違ってきます
豪雪地域はグラウンドが使えなくなり、体育館での練習が増えます。また体育館でさえ閉鎖されることもあり、行事の数も少なめになる傾向があります。練習日の気分転換に行事で遊びをいれたり、工夫が必要となりますね。
またお祭りが大きく地域に根付いていると野球部も参加することが多いので、それによって行事の数や種類も異なるのです。
- ボランティア活動
-
地域活動の積極的な関わりを維持する目的で、清掃活動が全国であります。野球部はこの特徴が強く出ています。
お休みの日などに部員たちが芝生のゴミを拾ったり、海岸近くならそこでの活動になります。保護者は参加型とそうでない場合があります。
- お祭りでの活動
-
地域で大きなお祭りが恒例行事として催す場合に、野球部も参加することがあります。主に行進参加ですが、子供会が担っていることが多いので、スポーツ少年団としての参加は多くはありません。しかし野球以外の部活(バトン部や音楽部)が行進したりすることもあります。
- 地域の運動会
-
全くない地域もありますが、運動の活発な地域では『部活対抗』として、リレーなど参加して各部で競います。部員同士の団結が期待される行事ですが、一年で小学校と地域の運動会の二つあるのは驚きですね。
- 地域のマラソン大会など
-
地域のマラソンが大きい規模である場合、スポーツ少年団は参加することがあります。同じユニフォームの上着だけをきて、団結して部活で順位を競ったりします。なかなか子供たちは楽しい行事だったようです。
このほかにも、フェスティバルのようなものにゴミ拾いとして参加したり、海の近い地域では海岸のゴミ拾いのほかに、催し物の参加なども行われる場合があります。スポーツ少年団は地域に密着することも積極的に行われるからという理由があります。
まとめ
入団すると練習試合や公式試合もあり、休日はほとんど野球です。そのなかでさらに行事も加わり、子供にとってはひと時の休息日で楽しみな日となります。
試合が大好きな子供たちですが、行事も大変喜びますよ
- 春には卒団式
- 冬にはクリスマス会と新年会
- 合宿(季節はチームによる)
- その他地域の催し物:地域の運動会やマラソン大会、お祭り参加、ボランティア活動
定番の行事のほかに地域のチームで行う行事もあるので、入団時にも説明があっても慌てずに、保護者も理解しやすくなったと思います。行事は子供は喜びますが、保護者のなかにはどうしても年始はお休みしなければならないご事情もあるかと思います。ご家庭の無理のないように、チームで事前に確認することをお勧めします。