地域によって、練習試合や公式試合(地区大会、県大会など)たくさんの試合があります。
低学年の子供は練習試合や近隣の交流試合だけですが、10才を過ぎてくると高学年と一緒に試合に出ることが多くなります。
チームの観戦にいくと子供たちの熱気ある雰囲気がわかってくるものですが、入団時に「試合ってどんな?」の質問に関してもけっこう受けますので、ここでは準備などや親のサポートはいるのかをまとめて書いています。
練習試合と公式試合のちがい
- 練習試合
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- 場所…………………小学校グラウンドが多い。校外のグラウンドが使える地域はそちらに移動する
- 審判員………………各チームのコーチから審判員をする
- スコアラー…………チームのコーチ、当番の人
- グラウンド整備……選手、コーチらがグラウンドを整備する
- テント………………暑い日に必要、足りなければ来てもらう相手のチームに持参していただく
- 駐車場の確保………学校に許可をもらっておく
- 公式試合
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- 場所…………………地域の野球専用グラウンド
- 審判員………………資格がある公式の審判員
- スコアラー…………チームでスコアに慣れた人が記録し、大会に提出する
- 背番号………………前日に配られる背番号をユニフォームにつける
- 公式球………………各チームで用意する、ボールの数は各大会で決めらる
練習試合は準備がたくさんあるので早めに集合が必要です。慣れているグラウンドでの試合は精神的に楽です。
テントは相手チームの分も用意します。事前に保護者たちが立てておきます。
学校から借りられることもあるので、暑い日や雨予報のときにはチームにあるテントを多めに出します。
テントは保護者たち、グラウンド整備はコーチと選手に分担しましょう
公式試合は観戦する保護者は子供の支援を全員で行います。前日に配られた背番号をユニフォームに親が縫いつけることは毎回あります。当番がこの日もいますが、たいてい側にいる大人たちが動いてくれます。
試合の準備品
- 野球道具
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- ユニフォーム
- バット
- バッティンググローブ
- グローブ
- キャッチャーグローブ
- スパイクシューズ
- ヘルメット…チームが用意
- プロテクター…チームが用意
- 水筒
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個人でスポーツドリンクやお茶を用意 チームも必ず用意する
- お弁当
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- 個人でお弁当持参、おにぎり指定される場合もある
- チームでまとめてお弁当を調達もある
- ブルーシート
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とくに活用が多いです。
- お弁当を食べるときに敷く
- 救護のときに横になったりできる
- 雨が降り出したら荷物にかける
- テント
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設置できない球場もあります。事前に確認をします。
相手小学校で試合のときは、テントを用意してくれています。それでも夏の暑い日はテントをチームで持参したほうが急な天候変化や子供たちや保護者を日射から守るスペースをたくさん確保できます。
テント活用法
- 氷やスポーツドリンクなどの保管
- 雪や雨のときの荷物の保管
- お弁当を食べるとき
- 救護用
- 小さなお子様づれの保護者に
練習試合の場合、野球専用の球場ならば設備が整っていますので、選手たちの日陰スペースは確保できて安心です。
慣れると試合準備品が頭に浮かぶようになります
その他………横断幕・団旗・救急箱・多量の氷・クーラーボックス・スコアラーのイス・チームの救急箱などがあります。チームによって準備品は変わってきますので、その都度打ち合わせてチームで運びます。
スコアラーは誰がする
練習試合でも公式試合のどちらもコーチか当番が記録します。初めての方は、スコアの付け方講習会も行うチームがあります。むずかしくはありません、ルールを学習するほうがもう少し時間がかかります。
ふだんの練習試合からスコアの練習をしておくと公式試合にあわてることはありません。
野球経験者のスコアラーが多いですが、人手が足りないチームほど、多くの人がスコアをつけるようになることが理想です。同じ人ばかりでは負担は大きくなります。スコアがつけられない人がほとんどですから、低学年のうちに練習することをおすすめします。
スコアの付け方は、また別で書く予定しています。
親のサポート
この試合準備に関しては、高学年の保護者たちがたくさんの経験をしているので、はじめての方は安心して指示にしたがってください。高学年の保護者たちの動きはいずれ自分たちがするのだという意識でいれば、意外とすんなりとできるものです。
- 配車
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試合予定の前の練習終わりのときに、配車予定の方は学校へいきます。みんなで車に必要なものを積み分けます。
- 当番
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前日から、当番セット(救急セット、アイシングバッグ、飲料サーバー)などを車に積んでおきます。
練習試合の場合は審判員に飲み物を提供します。公式試合は不要なことが多いです。
個人の飲み物が足りなくなるものなので、チームでも用意しておきます。
氷も大量に必要です。足りないときは現地で購入する場合も。
- 水筒・お弁当
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個人で子供に持たせます。夏は保冷剤などで衛生に心がけます。飲み物はお茶とスポーツドリンクの適量を。
チームでお弁当を調達するときは、事前に手配して保護者たちで受け取りにいきます。
- スコアラー
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一日に何試合かあれば、数人必要になります。コーチかスコアに慣れた人がベストです。
- マイクロバス
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大きな大会では遠い場所に移動するので、マイクロバスを調達するケースも出てきます。親と子供たちも一斉移動できますが、緊急時や買い出しのケースも考えて配車も何台かは必要になります。
- 観戦で応援
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楽しく応援します。拍手などで盛り上げます。保護者が持ってきた飲み物をみんなで飲んだりもします。親チームが活気づくようになれば子供もよろこびますよ。ミスしたって大丈夫、みんなで励まし合いましょう!
試合と試合の間があいたりすると、お腹がすくことが多いです。様子を見てパンやおにぎりなどを大人たちが買い出しすることもあります。
ちなみに地方大会など大きな大会に出場する際に、アナウンスの役割のあるケースがあります。母たちが選ばれますが、主に高学年の母たちがアナウンスしています。はじめてでも皆さん上手にアナウンスしていました。いずれは回ってくることもありますが、緊張はするもののむずかしくはありません。
まとめ
- 練習試合と公式試合では準備が異なる
- 公式試合は規定が多くあり、チーム全体で情報を共有する
- 公式試合の審判員は資格がある人がおこなう
- 公式試合はスコアラーは慣れた人で行う、スコア表を提出する必要あり
- 親たちが観戦にくるので人手は多く、みんなで準備がしやすい
このように書いていくとたくさんの仕事量と感じますが、高学年の保護者たちが率先して動いてくれますので子供が低学年のうちは精神的に楽です。普段から子供たちを支援している姿をみていれば、おのずとわかってきます。
こう書いてみると大変そうだけど、みんなで準備するから簡単です
筆者はこうやって先輩方のおかげで、高学年になったときには自然とわかっている状態になりました。皆さんも低学年のうちは、気楽に先輩方に任せて観察してみてくださいね。